米国の政府機関である疾病防疫センター CDC (Centers for Disease Control and Prevention) は、病院感染対策に関するガイドラインや勧告も数多く発表しています。
日本においては、米国の方式を適用するのは実務的でないという理由により、 CDC ガイドラインがあまり重視されない場合もあります。
しかし、これらは多くの最新の医学文献を網羅した上で勧告されており、また病院感染起因菌の病原性や伝播経路が日米で大きく異なるとは考えられないので、日本における病院感染対策を検討する際にも、重要な資料として尊重するべきであると思われます。
全般的対策
●隔離予防策ガイドライン( 1996 )
●手洗い・病院環境管理のためのガイドライン( 1985 )
●HIV・HBVに関する勧告・ガイドライン( 1987,1989 )
●医療従事者の感染管理のためのガイドライン( 1998 )
●歯科のための感染対策勧告( 1993 )
感染起因菌別対策
●結核の病院施設における伝播予防のためのガイドライン( 1994 )
●肺炎の病院感染予防のためのガイドライン( 1997 )
●バンコマイシン耐性の伝播防止のための勧告 (1995 )
●バンコマイシン低感受性黄色ブドウ球菌のための暫定ガイドライン (1997 )
感染部位別対策
●血管内挿入器具関連感染の予防のためのガイドライン( 1996 )
●尿路カテーテル関連感染の予防のためのガイドライン( 1981 )
●手術部位感染防止のためのガイドライン( 1999 ) UPDATED:1999.06.26
その他の対策
●医療従事者の免疫化 勧告 (1997)
●医療従事者のHIV暴露管理のための公衆衛生サービスガイドラインと暴露後における
予防的療法のための勧告 (1998)
公表ステートメント
●MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
●滅菌・消毒法に関するガイドラインについて
●器具滅菌・消毒
●HIV滅菌消毒
●洗濯
●クロツフェルト・ヤコブ病
●感染性廃棄物
●病院の換気設備・建築・改築について
●長期療養施設の感染管理
●在宅医療の感染管理 |