・救急の法則1

朝の4時に

医師:どうしましたか?

患者:昨日の朝から、何となく頭痛がして、昼間もずーとしていて。

医師:頭痛がひどくなってきたんですね?

患者:いえ、もう収まったんですが、何となく気になったもので。

教訓:昼間来てくれ!!


・救急の法則2

看護師:先生、急患です。

当直医:なあに?

看護師:頭痛です。

当直医:セデスあげて、返して下さい。

看護師:先生、また急患です。

当直医:こんどは、なあに?

看護師:腹痛です。

当直医:消化器の先生呼んで下さい。

看護師:先生、また急患です。

当直医:またですか?

看護師:外傷で、縫合が必要です。

当直医:外科の先生呼んで下さい。

看護師:先生は何科ですか!?

当直医:整形外科でーす。

教訓:こんな当直医はいらない。


・救急の法則3

看護師:先生、多発外傷です。

脳外科医:この脳挫傷は、脳外的には問題有りません。

胸部外科医:肺挫傷は、大したことないので、心配いりません。

内科医:糖尿病もありますが、問題ないでしょう。

看護師:足の捻挫があるようですが・・・。

整形外科医:うちで取ります・・・。

教訓:こうした患者の入院は、医師の力関係で決まる。

   科の力関係で決まるとも言う。 トホホ。


・救急の法則4

看護師:先生、30分後に骨折の患者さんが、自宅よりみえます。

1時間後

医師:さっきの患者さんまだ来ないね。

2時間後

医師:もう来ないの?

4時間後

医師:ようやくみえたけど、なにしてらっしゃいましたか?

患者:いやー、ご飯食べて、風呂に入って来ました。(実話です)

教訓:電話したら直ぐに来てくれ。


・救急の法則5

医師:いやー、昨日は急患が多くて、一睡もできなかったよ。

看護師:先生、顔にシーツの跡がついています。

教訓:目は口ほどにものを言う。


・救急の法則6

看護師:先生、15分後に救急車でAさんがみえます。

医師:あそ・・・。

看護師:先生、暇ですね、今夜は。

医師:あーあ、そうだよね。

研修医:何言ってるんですか、救急車来るんでしょ!!

教訓:どこの病院にも、救急車をタクシー代わりに利用する常連がいる。


・救急の法則7

医師:これは、緊急手術の適応です。麻酔科呼んで下さい!!

看護師:えーと、今日の担当はA先生です。

医師:え!!

看護師:明日にします?

教訓:大きな声では言えないが、こういうこともある。


・救急の法則8

医師:わ!!何でこんなに混んでるの?!

看護師:A先生が当直です・・・

医師  ・・・

教訓:担当医がトリアージ(患者の配分)ができないと、救急は動かない。

 

   
 
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