EXERCISE

運動療法と無酸素運動

運動には、次の 2 つがあります。

有酸素運動

筋肉にあまり強い負荷をかけずに脂肪の燃焼を目的として長時間筋肉を動かし続ける運動。
エアロビサイズといわれ、ウオーキング・ランニング・水泳などが代表的なものです。

無酸素運動


筋肉に強い負荷をかけて筋肉を傷つけて太くする、比較的短い時間しか続けることができない運動。
パワーエクササイズと言われ、いわゆる筋トレなどです。
ではそれぞれどんな効果がるのでしょうか?

有酸素運動の効果

jogging1.jpg
有酸素運動をすることでアドレナリンが分泌され、そのアドレナリンの作用により脂肪の燃焼を促すリパーゼ(脂肪燃焼リパーゼ)が褐色脂肪細胞で沢山作られ血液中に放出されます。

米国での実験では、 毎日10分〜30分程度の軽い運動をすることで、運動を行っている時のアドレナリンの分泌量が増えるだけでなく、ごく普通の生活の際にもアドレナリンが分泌され易くなるようです。
また、一般的にアドレナリンが分泌される状況は、精神的に満たされた時や感情の高ぶりある時などです。
しかし、この分泌も毎日運動をしていないと、アドレナリンを分泌する器官の感受性が落ち、精神的に満たされていても感情が高ぶっていても、あまりアドレナリンの分泌が促されなくなります。
つまり、 運動とは脂肪の燃焼を促しカロリーを消費するためだけに必要なのではなく、日常生活でも脂肪を燃焼しやすい体質になるために必要なのです 。

アドレナリンの効果、お分かりですか?

でも実は、アドレナリンの作用よりも強い作用を持ったホルモンが存在するのです。では、脂肪の燃焼を促すのに アドレナリンよりも優秀なホルモンとは何でしょうか?

その優秀なホルモンとは 成長ホルモンです
では、その成長ホルモンはどうやって分泌させればよいのでしょうか?それが先ほどの無酸素運動なのです。

無酸素運動の効果

ex1.gif
30秒〜1分程度の無酸素運動(腕立て伏せ・腹筋・スクワット・ダンベル体操など)を行うことで、筋肉の繊維が傷つきそれを治すために成長ホルモンが分泌されます。それによりアミノ酸が集められて筋繊維が太くなっていきます。こうして筋繊維が太く大きくなることで より多くの遊離脂肪酸を取り込み エネルギーとして使うことが可能となります。



すべての成長ホルモンが筋肉の修復に使われるわけではありません。成長ホルモンは褐色脂肪細胞に作用し、より多くの脂肪燃焼リパーゼが作られ血液中に放出されます。 その脂肪燃焼リパーゼが溜まった脂肪から筋肉が直接使うことができる遊離脂肪酸を作り出し 筋肉でエネルギーとして使われます。
米国での実験では、腕立て伏せや腹筋・スクワットなどを10〜20回行うだけで、多くの方の運動後の遊離脂肪酸の量が2時間後まで増え続けたそうです。つまり、無酸素運動後の2時間の間に有酸素運動を行って遊離脂肪酸を使ってしまえば脂肪が効率よく減っていくのです 。